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こんにちは。
スタ研所長のossanです。
今回は、
メンズ Yシャツの正しい選び方 ジャストサイズの基準
ということでお伝えしていきます。
ビジネススタイルのカジュアル化が進んでいる昨今でも、
ビジネスマンの方はYシャツを着用する機会が多いのではないでしょか?
そして、ジャストサイズのYシャツに出会えないという悩みも多いですよね。
自分の体型に合うピッタリ合うのワイシャツが欲しいと思っても、
「ワイシャツのジャストサイズってどこをみればいいの?」
「何を基準に選んだらいいのかわからない?」
「どこに行けば買えるの?」
と悩んでしまっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、自分の体型に合ったサイズのYシャツを選ぶためのポイントを
オーダースーツスタイリストのプロとして活動していた私がご紹介していきます。
結論:見るべきポイントは6か所
見るべきポイントは以下です。(他にもあるのですが、絞って以下にしました)
- 首回り
- 肩幅
- 裄丈
- バスト
- ウエスト
- 着丈
順番に解説していきます。
首回り
- 首回りは2.5~4センチのゆとりを入れる(指一本から2本)
- 適正サイズに幅がある理由は、「体型、姿勢、ブランド」で変わるから
まず、首回りの適正なサイズは指が1本から2本入る位が適正です。
大体2.5~4cm位に収めるのがちょうどいいでしょう。
なぜ適正地値に±1.5cmも幅があるのかというと、
色々あるのですがここでは理由を二つ上げます。
一つ目は、着用者の骨格や仕事上多い姿勢によって変わるということ。
二つ目は、シャツ自体の襟の高さがブランドにより異なるということ
一つ目に関しては、
デスクワークが多い人だと、動きとして若干首が前に出てくるので、ピッタリすぎるサイズで購入したりすると、仕事中に喉仏の辺りがシャツに当たって苦しく感じることがあります。
また、首回りのサイズは喉仏が平均よりも出ている人、首の長さや太さ、
僧帽筋の筋肉量など、様々な要素が複合的に絡まって変わってきます。
オーダーシャツを仕立てる場合そこまで見ています。
例えば、平均的な体型より太めの人は、
首の長さに対して太さの比率が大きいので、4センチゆとりでもきつく感じる人もいます。
二つ目に関しては、
そもそもブランドによって襟の高さが異なるということです。
シャツはブランドによって襟の高さが若干違います。
中には2センチ程度違うものもあります。
襟の高さの2センチは相当な差です。
なぜなら、男性の首の長さの平均は10~12cmと言われているので、
その短い間で2センチも数値が変わってしまうと、
相当感じ方も見え方も変わってきます。
襟の高さが異なるということは、
首のどの部分でボタンが閉まるのか変わるということです。
大事なのは一回試着してみて、どう感じるか、どう見えるかということです。
仕事中最も多い姿勢を考えて、実際にその姿勢をとってみて、
その姿勢が多い時間をどれだけ快適に過ごせるか、
尚且つ、見た目を損なわないかを見極めて買うことをお勧めします。
見た目はわからなければ一度店員さんに聞いてみるのが良いと思います。
また、首回りにゆとりを入れすぎると襟が下に落ちてだらしなく見えるので、
落ちないくらいの大きさで、快適なサイズがおすすめです。
肩幅
- 自分の肩先がシャツの肩の縫い目とちょうど同じ位の長さである
- 肩の縫い目が中に入りすぎたり、外に出すぎたりしていない
肩先にある骨がちょうどシャツの肩と袖の縫い目に着ていればサイズとしては正解です。
極端に中に入っていたり、極端に肩が落ちてしまうものはサイズとして間違っています。
肩が小さいと脇下に生地が入り込み不自然なしわが入ります。
肩が大きいと肩の線が肩の外側に落ちていて縦の不自然なしわが入るのと、
ビジネスでは特にだらしない印象になります。
裄丈(袖丈+肩幅の半分の長さ)
- 裄丈はヌード寸から+2.5~3.5センチ
- パフジングを入れる(袖生地の余りによるたわみ)
- 手首のくるぶしの指一本分下で止まるカフス幅にする
裄丈の長さはヌード寸から+2.5~3.5センチの間で選ぶことをお勧めします。
よく2センチと書いてあるサイトも目にしますが、正直2センチは短いです。
理由は簡単で、まずシャツは縮みます。
最近では縮まないシャツも出てきてますが、それでも数パーセント縮みます。
その時に、短いととてもみっともないです。
さらに、シャツの裄丈が短いと、
ジャケットの袖口が肌に直接つくので生地が汚れて傷みます。
また、スーツやシャツが好きな人はご存じかもしれませんが、
オーダーシャツや高級なしゃつの既製品では特に、
ある程度裄丈にゆとりを作り、たわみができるようになってます。
袖の手首の部分で少したわむことを「パフジング」というのですが、
このゆとりが大事であると言われています。
それは、上質な良い生地をたくさん使い作っている証明だからです。
それを着用していることで、その時に会う人に対して、
「あなたのために良いシャツを着用してきましたよ」
という敬意を表すこともできるのです。
オーダースーツスタイリストとして、個人的には3センチ以上をお勧めしていますが、
中にはスーツの袖自体が短い人がいるので、それはお好みでいいと思います。
ただ、スーツの袖が短いと腕が短く見えるのでお勧めしません。
また、裄丈を適正にする場合に、
カフス幅(手首回り)が適正でないと、袖が落ちすぎて
逆に長く感じてしまうこともあるので注意が必要です。
大体手首のくるぶし指1本分下で止まる位が良いでしょう。
バスト
- きつ過ぎず、緩過ぎず、適度なゆとりを入れる
きつ過ぎて引っ張りじわが出てないか、緩すぎて野暮ったい印象になっていないか見て下さい。
キツイとバスト周辺のボタンが引っ張られて、横じわが入ります。
緩いと縦じわが入りだらしない印象になります。
ヌード寸からの参考値はブランドごとのシャツ設計図によって変わってしまうので
ゆとりは参考までですが、大体ヌード寸から+12センチ~以上をお勧めします。
ウエスト
- きつ過ぎず、緩過ぎず、適度なゆとりを入れる
ウエストもきつ過ぎず、緩すぎず、
深呼吸しておなかをふくらましてもきつくないサイズ感がお勧めです。
無理して細身を購入している人も多いようですが、
見た目の印象がよくないのでおすすめしません
特に、昼食後デスクワークおなかが膨らむので、
それも考慮したサイズで購入することをお勧めします。
ゆとりは参考までですが、大体ヌード寸から+10センチ~以上をお勧めします。
着丈
- おしりの終わり位までの長さ
- お腹が出ている人はより長めにする
長めに感じるかもしれませんが、本来ドレスシャツは着丈が長いのです。
オーダーシャツでは適正な着丈は基本的に身長で決まります。
その他に体型によっても変わりますが、既製品で選ぶ場合は下記でチェックです。
手を上げたときにシャツがズボンから出てこないか。
これで出てこなければ問題ないでしょう。
これで出てきてしまう場合は明らかに着丈が短いです。
また縮みも考慮しておきましょう。
お腹がが出ている人はお腹の肉にシャツ生地がとられるので
身長で割り出す着丈よりも長さが必要です、
太っている人のシャツが背中から出ているシーンが多いのはそのためです。
一番コスパが良い方法=オーダーで適正なサイズを知る
上記の通り、一番コスパが良い方法は
一度オーダーして適正なサイズを知ることでしょう。
実際に私も多くの失敗をして結局オーダーにたどり着き、
今では自分でオーダーでスーツ・シャツを仕立てていますw
単純に、オーダーなら失敗がとても少ないことと、
適正なサイズを知れればあとは似たサイズを既製品で探すことができます。
そうすれば、無駄な買い物は減らせますし、
わざわざサイズが合わないものを着用する必要もなくなります。
見た目の印象もよくなるので、ハロー効果で仕事もできるよう見に見えます。
良い出会いもあるかもしれません。
おすすめのオーダースーツ店(一枚1万円以下)
- ファブリックトウキョウ
- ディファレンス
- 麻布テーラー
上記の3店舗なコスパのいいシャツを作ってくれると思います。
価格もそこまで高くないので、適正なシャツが手に入ると思えば
妥当な金額なのではと思います。
その後既製品で似たものがないか、
ない場合は自身の体型がオーダー向きということなので、
既製品で探すのはあきらめてオーダーすることをお勧めします。
体を鍛えていて、スポーツマン体型の人は、
体が格好いいのに合うシャツがなくて残念な見た目になる人がいます。
鍛えている人は、その格好いい体に合うオーダーシャツを作ることをお勧めします。
おすすめしない店
- 百貨店
意外かもしれませんがおすすめしません。
理由は簡単で、個人の技術に差がありすぎるからです。
私も百貨店で働いていた経験があります。
百貨店でシャツをオーダーした経験も10回以上あります。
正直、ほぼ成功したことはないです。
理由は人による技術の差が大きいこと。
本当に筋肉の付き方から骨格まで理解して採寸しているとは思えませんでした。
それは勿論他のお店にも言えることですが、
オーダー専門のお店は割と教育がしっかりされていることが多いです。
一定以上のスキルは個人の努力が必要ですが、
最低限のクオリティのシャツは作れる技術があります。
まとめ
いかがだったでしょか。
ここまで、メンズ Yシャツの正しい選び方 ジャストサイズの基準
ということでポイントを踏まえてお伝えしてきました。
このブログではこれからも、
ビジネスシーンからカジュアルシーンの着こなしやおすすめのアイテムを紹介して参ります。
是非参考になれば幸いです。
では、また次の記事でお会いしましょう。
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